トライアスロン歴5年。37歳。妻と男の子3人計5人で暮らしています。
うっみーと申します。
「トライアスロンって何が面白いの?」
「高いお金払ってよくそんなキツイことできるね。」って思っている方いるんじゃないでしょうか。
実際に私が良く言われることだったりします。
「確かにトライアスロンの魅力って何なんだろう?」
堀江貴文氏や近藤真彦氏もトライアスロン愛好家として有名なんだけど、
私自身トライアスロンについてあんまり考えたことがなかったので、
今回は実際にトライアスロンをやってみて気付いた素晴らしいことを書きたいと思います。
トライアスロンとは
水泳(スイム)・自転車ロードレース(バイク)・長距離走(ラン)
の3種目をこの順番で連続して行う耐久競技です。
競技距離 | スイム | バイク | ラン | 合計 |
オリンピック・ディスタンス | 1.5㎞ | 40㎞ | 10㎞ | 51.5㎞ |
スプリント・ディスタンス | 0.75㎞ | 20㎞ | 5㎞ | 25.75㎞ |
ロング・ディスタンス | 4.0㎞ | 120㎞ | 30㎞ | 154㎞ |
アイアンマン・ディスタンス | 3.8㎞ | 180㎞ | 42.195㎞ | 226㎞ |
オリンピック・ディスタンスの大会が最も多くあります。
名前の通りオリンピックと同様の距離です。
そして過酷さでいえば
アイアンマン・ディスタンスです。
合計の距離は226㎞
完走するまでに10時間以上かかることが少なくありません。
とても過酷なので完走した人が名乗ることができる
『アイアンマン』という称号はトライアスリートが憧れています。
ちなみに私は五島長崎 国際トライアスロン大会を2回完走しています。
距離はほぼアイアンマンと同じですが、
この大会を完走すると『バラモンキング』という称号を頂くことができます。
完走時間は2回とも13時間台でした。
トライアスロンを始めたきっかけ
28歳の時、バスケットボールの試合中にアキレス腱断裂の大怪我してしまいました。
リハビリを兼ねてランニングを中心に運動をしていたら
漫画『弱虫ペダル』でロードバイクが職場で流行り、
私もロードバイクにハマりました。
マラソンをやってロードバイクに乗るなら後は水泳すればトライアスロンできるじゃん。
ってことで、水泳を始めました。
当初は独学でスイム・バイク・ランの練習を行っていましたが、
地元に戻って再就職をした際、
偶然にも同級生の先輩がトライアスロンチームを作っており、そこへ参加させていただくことで
本格的にトライアスロンを始めることになりました。
トライアスロンをやって気付いた!!素晴らしいこと
トライアスロンにはとても魅力があります。
その魅力について
これからトライアスロンにチャレンジしたい人向けに
自分の経験したことを中心に書いていきます。
①体力がつく
スイム・バイク・ランを連続してゴールを目指す競技です。
単独で考えて分かると思いますが、どのスポーツも体力が必要です。
そしてアイアンマンやロングの大会は10時間以上継続して運動を続ける体力が必要になります。
間違いなく体力がないと完走できません。
②行動力・忍耐力がつく
トライアスロンという競技は自然の中で競技です。
そのため大会当日にならないと天候がどうなるかはわかりません。
海が時化ていて波が高かったり、大雨になったり、
強風が吹いたり、カンカン照りになったりします。
その状況の中でゴールを目指して行動していかなければなりません。
さらに
天候だけではなく、メカトラブルを起こしてしまったり、
ケガをしてしまったりすることも少なくありません。
どんな状況でもゴールを目指し前に進んでいく行動力と忍耐力が必要になります。
そのため仕事でも常に最悪を想定して行動することができますし、
ちょっとしたことでも忍耐強く対処する事ができるようになります。
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③自分に自信が持てる
トライアスロンの大会に参加するために1年間の目標を立てて練習していく事で
自分に自信が持てるようになります。
「この大会へ出る!!」と決め、練習メニューを考えて必要なものを調達します。
自分で決めた目標に挑戦していく事で自信に繋がります。
トライアスロンが過酷だからこそ乗り越えられた自分に自信が持てるんです。
④同じ目標を持った仲間ができる
トライアスロンの練習は一人ではとても過酷です。
そのためチームに入って練習を行う方も少なくありません。
私は身近にトライアスロンのチームがありましたので、
そこへ参加し練習を積んできました。
トライアスロンチームの方は皆さん同じ目標を持っています。
そのため会話が自然と弾みます。
例えば
- どんな練習をしているか
- こんな大会あるよ
- 大会で注意するポイント
- おすすめの道具
などです。
同じ目標がある人の集まりなので、過酷な練習も楽しく行うことができます。
年齢も幅広く10代~70代の方が一緒のチームで練習を行います。
仕事をしているだけでは出会えない出会いも多くあります。
チームの皆さんは人生を楽しまれている方が多いので、
いつもエネルギーを頂いています。
⑤効率的に物事を考えることができる
スイム・バイク・ランの3種目を練習しなければならなので、
効率的な練習方法を考える必要があります。
- ロードバイク乗った後にランニングする
- スイムをした後にランニングをする
- ロードバイクに乗れない代わりに下肢筋力訓練をする
などを考える必要があります。
そして、トライアスロンはトランジッションといって着替えをする時間もレースに加算されます。
着替えの時間を効率的に行い、時間の短縮を目指します。
例えば
スイム→バイクであれば、
- ウエットスーツ・キャップ・ゴーグル走りながら脱ぐ
- 体が濡れているのですぐに体を拭けるようにタオルの置く位置を考える
- ヘルメットを被り、ロードバイク用のシューズをスムーズに履くための場所を検討する
- ロードバイクにをスムーズに出せるように周囲の環境の確認をする
このようなことを常に考えながら準備していくため、効率化が自然と身に付きます。
※ちなみにウエットスーツの下には、トライアスロンのユニフォームを着ていますよ。
仕事でも事前準備をしっかり行う事や効率的に動くことが強化されていると感じます。
⑥生活習慣が整う
トライアスロンの練習は反復練習が必要になります。
反復練習は習慣にすることで継続率がグンと上がります。
習慣化のコツとして
- 就寝時間・起床時間を決める
- 練習する時間帯を決める
- 練習メニューを決める
例えば
- 23時就寝5時起床し、早朝ランニングを行う
- 18時30分までは練習すると決め、帰宅後余っている時間でバイク練習をする
- 水曜日と金曜日はチームの練習に参加し、スイム練習を行う
- 休日は2時間練習を行う時間を作る
など、
自分に合った習慣を作る事で継続した練習を行う事で
生活習慣を整えることができます。
⑦カッコいい体になる
スイム・バイク・ランそれぞれ使用する筋肉は異なります。
そのため、バランスよく体を鍛えることができます。
また、それぞれの種目は持続したエネルギー消費が必要なため、身体も絞れてきます。
練習をしっかり行う事で自然と細マッチョになることができます。
自分で鏡を見るのが楽しくなりますよ。
⑧1年間運動をする理由ができる
トライアスロンは特殊な条件があります。
アイアンマンレースやロングディスタンスの大会へ参加する場合は
冒頭に紹介した過去3年間の間にオリンピックディスタンスの大会を完走していなければ、
エントリーすることが出来ません。
よって、1年目はオリンピックディスタンスの大会を完走し、
2年目でロングディスタンスの大会へ挑戦する事になります。
これだけでも、2年間は目標をもって運動する理由ができます。
さらにロングディスタンスはとても過酷です。
例えばスイム・バイク・ランをそれぞれ1ヶ月練習したとしても完走する事は難しいです。
1年間毎日コツコツ練習していく事でロングディスタンスの大会を完走することができます。
⑨食べ物が美味しくなる
運動を常に行うため、身体がエネルギーを欲している状態になります。
身体が栄養を吸収しようとするため、いつも食べている食事がより一層美味しく感じます。
美味しいご飯を食べるために運動していると言っても過言ではありません。
ロングディスタンス完走後は胃もかなり疲弊してしまっているため、あまり食べれませんが
キンキンに冷えたビールはこの世のものとは思えない美味しさです。
⑩周りの人からスゴイと言われる
トライアスロンをしていると職場の人や両親からスゴイと言われます。
なぜそういわれるのか考えてみると、
- 運動するということは健康的だというイメージがある
- トライアスロンをやったことがない方でも過酷なスポーツというイメージがある
という事が考えられます。
みんな健康のために運動が大切だという事は理解しているんだと思います。
しかし、なかなか運動の習慣は作ることができないため
毎日のように運動している人を見ると『スゴイ』と言ってしまうのかもしれません。
⑪子ども達からカッコいいと言れる
パパのどこが好きかと尋ねると「面白いところ」と「運動しているところ」らしいです。
自分で面白いとは思いませんが、運動してるところが好きっていうのはとても嬉しいです。
まだトライアスロンの大会へ連れて行っていないので、
チャンスがあればトライアスロンの大会で走っているところを見せてあげたいです。
⑫旅行も兼ねて大会へ参加できる
トライアスロン大会は自然豊かな場所で行う事が多く
旅行を楽しむように大会に参加することができます。
大会に参加条件として前日や前々日にある説明会に必ず参加しなければならないため
観光をする時間があります。
そこでしか食べれない名物や観光名所などを巡る楽しさもあります。
私が参加しているトライアスロンチームでは「大人の修学旅行」と言って楽しみにしています。
デメリット
トライアスロンは素晴らしいスポーツですが、デメリットもあります。
デメリットについて少し書いていきます。
お金がかかる
トライアスロンを始めようとするとお金がかかります。
JTU会員登録(2021年度) | 公益社団法人日本トライアスロン連合 3,300円~4,300円
大会費用として
- オリンピックディスタンス 15,000円~25,000円
- ロングディスタンス 3,5000円~4,0000円
- アイアンマンディスタンス(ケアンズ)約97,000円
初期費用として
- スイム(ウエットスーツ・ゴーグル・キャップ・水着)
- ロードバイク(ロードバイク・シューズ・ヘルメット・サングラス・サイクルウェア上下)
- ランニング(シューズ・キャップ・ランニング着上下)
- トライアスロン(トライアスロンウェア・トライアスロン専用)
合計300,000~1600,000円程度必要。
旅費交通費
ロングディスタンスの場合は50,000円以上
練習費用
水泳代 市民プール 年間トータル30,000円
結構な費用が掛かりますね。
必要な物を一気にそろえる事ができる方は良いのですが、
一気にそろえる事が困難な方は少しずつ購入していく事をお勧めします。
ロードバイクやウエットスーツはあまりに安い物を買ってしまうと、
またいい物が欲しくなります。
購入する際は自分が納得できるものを購入してください。
ロードバイクを調べたい方は【ワイズロードオンライン】を
お勧めします。
私の場合道具はそろっていますが、金銭的な余裕はありません。
なので、
1年に1度ロングディスタンスの大会に参加しています。
練習費用・大会参加費用(宿泊代・飲食代込)約120,000円です。
練習に時間がかかる
スイム・バイク・ラン3種類のスポーツを総合的に練習するため
時間が必要になります。
特にロングディスタンスを目指すとかなりの練習に時間が必要です。
他に自分がやりたい事を犠牲にしないといけません。
ただ、それだけの時間をかけてもいい魅力がトライアスロンにはあります。
ケガをする可能性がある
過酷なスポーツなのでケガをすることもあります。
大会中に多いケガ(事故)
- スイムで溺れる
- ロードバイクで落車し骨折
- ランで足に血豆ができる
- 肉離れ
- 熱中症
- 低体温症
- 低血糖症状
- 心臓発作
私の場合大会では足に血豆が毎回できます。
改善したいです。
大会中ではないですが
ロードバイクで通勤中に自動車に衝突し右手首を骨折したことがあります。
かなり痛かったです。
その時は保険に入っていなかったので、今は掛け捨ての損害保険に加入しています。
保険は大事です。
トライアスロンの大会は基本的に大会側が保険に加入しています。
それでも不安な方は1日だけ加入できる保険もありますので、確認してみて下さい。
まとめ
特にロングの大会は1年間目標を立てて継続した練習をやって初めて挑戦できるので、
とてつもない達成感を感じることができます。
自分の限界に挑戦できる幸せを感じることができます。
挑戦できる人生って素晴らしいですよね。
トライアスロンがやってみたいと思っている人は
悩まずにトライしてみて下さいね(^^)/
今日も良い1日になりますように☆彡
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